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花粉シーズンの肌荒れを防いで快適に過ごすコツ

2025.03.01ファッション・ビューティー

花粉シーズンの肌荒れを防いで快適に過ごすコツ

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スギ花粉の飛散が増える春先は、肌荒れに悩む人も多くなります。本記事では、花粉シーズンにおすすめのスキンケア方法や生活習慣について解説します。

花粉シーズンに肌荒れしやすいのはなぜ?

花粉シーズンの肌荒れを防いで快適に過ごすコツ

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花粉シーズンになると、肌がかゆくなったり、赤みが出たりすることがあります。花粉症といえば鼻水や目のかゆみに意識が行きがちですが、実は皮膚に症状がでることも珍しくありません。

スギ花粉が飛ぶ2~4月ごろは空気が乾燥しており、外部刺激に対するバリア機能が低下しやすくなります。バリア機能が低下した皮膚から花粉が侵入することで、肌荒れをひきおこすのです。

<よくある肌トラブル>
顔のかゆみ・赤み:花粉が肌に触れることでヒスタミンが放出され、かゆみや炎症が発生する。
乾燥によるカサつき:バリア機能が低下し、水分が蒸発しやすくなる。

このような肌トラブルを防ぐには、正しいスキンケアと花粉対策が重要です。

花粉シーズンにおすすめのスキンケア方法

花粉シーズンの肌荒れを防いで快適に過ごすコツ

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<洗顔で花粉をしっかりオフ>
外出すると、花粉が肌や髪に付着します。そのため、帰宅後はすぐに洗顔をして、花粉を落とすことが大切です。

洗顔時は、やさしく泡で包み込むように洗います。ゴシゴシこすらず、泡のクッションを利用して汚れを落としましょう。熱すぎるお湯を使うと肌の必要な皮脂まで洗い流してしまうため、ぬるま湯を使います。

強い洗浄成分が含まれた洗顔料は肌に負担をかける可能性があるため、低刺激のものを選び、肌のバリア機能を守ることが重要です。

<保湿ケアでバリア機能を強化>
肌のバリア機能を強化するためには、しっかりと保湿を行うことが重要です。

保湿成分にはさまざまなものがありますが、特に、セラミドには肌のバリア機能を高める役割があります。また、ヒアルロン酸は水分をしっかり保持してくれます。グリセリンは保湿効果が高く、低刺激のため敏感肌にも適しています。敏感肌向けの化粧水や乳液を選び、肌にやさしくなじませるようにしましょう。

<外出時のガード対策>
花粉の肌への付着を防ぐためには、外出時の工夫も大切です。

マスクをすることはもちろん、花粉ガードスプレーを使って肌をコーティングしたり、なるべく肌を露出しない服装を選んだりすることで、花粉の影響を軽減しましょう。

花粉シーズンに肌荒れしやすいのはなぜ?

花粉シーズンの肌荒れを防いで快適に過ごすコツ

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<食事で内側から肌を整える>
肌の健康は、食事の影響を大きく受けます。花粉シーズンには、特に以下の栄養素を意識して摂取しましょう。

ビタミンC(かんきつ類、ピーマンなど):抗酸化作用があり、肌のダメージを防ぐ
ビタミンE(ナッツ類、アボカドなど):肌のバリア機能をサポート
オメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油など):肌の炎症を抑える効果が期待できる

逆に、アルコールや脂っこい食べ物は肌の負担になるため、控えめにするのがベストです。

<部屋の環境を整えて花粉対策>
室内でも花粉は飛散します。床や家具に付着した花粉をこまめに掃除して、室内の花粉量を減らしましょう。

また、空気清浄機や加湿器を使うのもおすすめ。室内の花粉を除去し、適切な湿度を保って、肌の乾燥を防ぐことができます。

花粉シーズンのメイクとクレンジング

花粉シーズンの肌荒れを防いで快適に過ごすコツ

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<肌にやさしいメイクアイテムを選ぶ>
花粉シーズンのメイクは、できるだけ低刺激で肌に負担をかけないものを選びましょう。

花粉ブロック機能のある化粧下地を使用すると、花粉の肌への付着を軽減できます。また、ミネラルファンデーションを使うことで、肌への負担を減らせます。

<肌荒れしにくいクレンジング方法>
花粉が付着したメイクをそのままにしておくと、肌荒れの原因になります。クレンジングもやさしく行いましょう。

オイルやバームタイプのクレンジングは摩擦が少なく、乾燥しにくいためおすすめです。拭き取りクレンジングよりも、洗い流すタイプのほうが肌にやさしくなります。クレンジング後は、しっかり保湿をして肌のコンディションを整えましょう。

花粉シーズンは、肌が敏感になりやすい時期ですが、正しいスキンケアと生活習慣を意識すれば、肌荒れを防ぐことができます。実践しやすい対策を取り入れて、この春、花粉に負けない肌を目指しましょう!

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