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キャッシュレス決済の使い過ぎを防ぐ3つの現実的な対策

2024.01.11生活のお役立ち情報

キャッシュレス決済の使い過ぎを防ぐ3つの現実的な対策

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キャッシュレス決済は便利でポイントもたまってお得! でも、知らず知らずのうちに使い過ぎてしまうことも。「無駄遣いしないように気を付ける」みたいな精神論ではなかなかうまくいきません。使い過ぎを防ぐための現実的な対策を3つご紹介します!

キャッシュレス決済の支払いタイプについて知る

キャッシュレス決済の使い過ぎを防ぐ3つの現実的な対策

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使い過ぎ防止の対策を行う前に、まず、キャッシュレス決済の支払いタイプについて知っておきましょう。キャッシュレス決済の支払い方法には3つのタイプがあります。

・前払いタイプ
現金を事前にチャージして使う。
代表例 : 交通系電子マネーやQRコード決済

・即時払いタイプ
決済した直後に銀行から利用金額が自動で引き落とされる。
代表例 : デビットカード

・後払いタイプ
使った金額が後日請求される。
代表例 : クレジットカード

それぞれにメリット・デメリットがありますが、この3つのタイプのどれで決済しているかをしっかり把握しておくことが、使い過ぎを防ぐ大前提になります。それでは対策を見ていきましょう。

対策1:キャッシュレス予算を決める

キャッシュレス決済の使い過ぎを防ぐ3つの現実的な対策

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キャッシュレス決済の使い過ぎを防ぐ最初のステップは、月々のキャッシュレス予算を決めることです。あまり細かくやる必要はありません。自分の収入や現在の残高を把握したうえで「今月はキャッシュレス決済はいくらまで」と、あらかじめ月初に決めておきます。

前払いタイプのみ使っている場合は、決めた予算の金額分だけをチャージすればOK。チャージ残高を見れば「今月はあといくら残っている」と把握することができます。

キャッシュレス決済の支払いタイプについて知る

キャッシュレス決済の使い過ぎを防ぐ3つの現実的な対策

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オートチャージ機能とは、残高が設定金額を下回ったとき、自動的に銀行口座やクレジットカードから一定金額をチャージするものです。QRコード決済や交通系ICカード決済にも、オートチャージ機能が実装されています。

また、QRコード決済などにクレジットカードを紐づけておくことで「後払い」での支払いができるようになりました。最近では、クレジットカードが無くても後払いができる決済サービスも登場しています。

オートチャージ機能や後払いは便利ですが、使い過ぎのリスクが高くなりがちです。実際の支出に気づきづらくなるため、「どうしても予算オーバーしてしまう」という人は、これらの機能は極力使わないのがポイント。

チャージでの前払いタイプか、即時に銀行から残高が減るデビットカードなどを利用し、現金感覚を保ちながらキャッシュレス決済を利用することが大切です。

対策3:利用上限額設定や通知機能を上手に使う

キャッシュレス決済の使い過ぎを防ぐ3つの現実的な対策

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多くのキャッシュレスサービスには、利用上限額の設定や支出通知の機能があります。これらを活用して、自分の設定した予算を超えないようにしましょう。

例えば、PayPay決済には、1日ごと、1カ月ごとの利用可能上限額を設定できる機能が用意されています。あらかじめ設定しておくことで、上限額を超えると自動的に制限がかかります。

「使いすぎ防止サービス」を用意しているクレジットカードも増えています。1カ月の利用金額が指定金額を超えると通知が来るため、「自分がいくら使ったか」をすぐに把握できます。

また、キャッシュレス決済を利用すると、銀行口座の残高が目に見えないため、いくら使ったのかを見失いがちです。定期的に銀行の残高をチェックし、自分の財政状況を常に意識することで使い過ぎを防ぐことができます。また銀行でも、残高や入出金の状況を通知してくれるプッシュ通知サービスが用意されていますので、これを活用するのもいいでしょう。

キャッシュレス決済の使い過ぎを防ぐ方法をご紹介しました。「ポイント還元があるから」「手元に現金が無くても使えるから」とメリットだけ考えるのではなく、自分が使っている決済方法や支払いタイプをしっかり理解し、いろいろな機能を活用することで、上手に使い過ぎを防ぐことができます。賢く便利なキャッシュレス生活を送りましょう!

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