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なんか臭う? キッチン排水口の簡単お手入れの仕方
2023.07.13住まいのコツ
家に帰ってドアを開けた途端、もわっと嫌な臭いを感じたことはありませんか? 夏場に臭いがちな排水口の簡単なお手入れ方法を伝授します。
排水口の臭いの原因とは? 料理をしていなくても臭うって本当?
排水口の臭いの原因は、調理や食べ残しから出る生ごみや油汚れです。キッチンを使う頻度が高い人の家ほど、排水口が臭くなりがちといえるかもしれません。
しかし、実際には食品から出る汚れだけではなく、石けんカスも臭いのもとになります。このため、あまり料理をしない人のキッチンも臭くなる可能性があります。
しかも、排水口はカビやバクテリアが繁殖するのにぴったりの環境です。湿度や温度がちょうどよいので、少しの食べかすなどを放置すると、あっという間に汚れや臭いが発生します。汚れや臭いをそのままにしていると、排水口詰まりの原因になることもあります。臭いが気になったら、早めに対処することが大切です。
週に1度はやりたい! 排水口の掃除方法
一人暮らしであまりキッチンを使っていない人でも、排水口の掃除は週に1度は行いましょう。掃除の方法は次の通りです。
1.排水口のゴミ受けにたまったゴミを捨てる
2.ゴム手袋をして、排水口のパーツを取り外す
3.使い古しの歯ブラシやスポンジに中性洗剤を付けて、排水口のパーツを洗う
4.排水管もスポンジを使って、手が届く範囲で掃除する
5.シンク全体を中性洗剤をつけたスポンジでこすって、40~60℃のお湯で洗い流す
6.乾いたふきんなどで水気を拭き取る
7.パーツをすべて元に戻す
排水口の臭いの原因とは? 料理をしていなくても臭うって本当?
毎日簡単なお手入れをしておくと、排水口をきれいに保てます。ぜひ次のようなお手入れ術を取り入れて、排水口の臭いを防ぎましょう。
・使用後にお湯を流す
キッチンを使ったあとは、排水口にお湯を流すのがおすすめです。約50℃のお湯を流すと、油汚れを洗い流したりカビの増殖を防いだりする効果があります。
・お湯に酢を少量混ぜる
お湯を流すときは酢を少量混ぜるのがおすすめです。酢には雑菌を抑える効果があるので、きれいな状態を維持できます。
・アルミホイルを丸めたボールを排水口に入れる
アルミホイルを丸めたボールには、排水口のヌメリを防止する効果があります。排水口に入れておくだけと簡単なので、気軽に試してみてくださいね。
お手入れしても臭いときは? 知っておきたい排水口の構造
しっかりお手入れしているはずなのに、なぜか臭うときは排水口の不具合が考えられます。排水口をチェックして、臭いの原因を突き止めましょう。
・椀(わん)は正しく取り付けられている?
椀とは、排水口のゴミ受けの下に取り付けられているお椀をひっくり返した形のパーツです。椀の役割は下水管からの悪臭や害虫を防ぐこと。取り付け不良や破損があると、下水管から悪臭が漂います。しっかり取り付けられているかチェックしましょう。
・封水(ふうすい)はたまっている?
封水とは、下水管のパイプの周りにある水がたまる場所のことです。封水に水がたまることで、下水管からの悪臭や害虫を防いでいます。しかし、長期間水を使っていないと封水の水が蒸発してなくなることがあります。帰省や旅行で長期間家を空けたときは、封水がなくなっている可能性があるので、一度水を流しましょう。
排水口の臭いを防ぐためのお手入れ方法をご紹介しました。排水口の臭いの原因は、生ごみや油汚れ、石けんカスなどです。排水口は雑菌の繁殖にぴったりの環境なので、こまめにお手入れすることをおすすめします。酢を少量混ぜたお湯を流したりアルミホイル玉を入れたりすると、きれいな状態を維持できます。排水口の悪臭が気になるときはぜひ試してくださいね。