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アレルギー対策に効果あり?!「秋掃除」のすすめ
2017.10.13住まいのコツ
大掃除といえば年末のイベントですが、実は、冬になる前の秋が大掃除に適していることをご存知でしょうか? 秋に大掃除をすることのメリット・秋に掃除するべき箇所・掃除方法についてご紹介します。
秋に大掃除するメリットいっぱい!!
<夏についた汚れ落としに最適>
秋の家の中には、気温も湿度も高かった夏に繁殖したダニやカビ、人間の汗や皮脂、雑菌などが残っています。年末までこの汚れを残しておくと、頑固な汚れとなって落としにくくなってしまいます。秋のうちにしっかり掃除をすれば、夏の汚れをきれいにして冬を迎えることができますね。
<アレルギー対策に最適>
夏の汚れのダニやカビは、アレルギーの原因(アレルゲン)となることでも知られています。7月から9月がダニ発生のピークで、秋はダニの死骸を原因としたハウスダストが急増します。その時期に、徹底的にアレルゲンを取り除いて対策しておきましょう。
<気候が最適>
年末の大掃除はなんといっても寒い!暑くも寒くもない爽やかな秋の気候で掃除をすれば、はかどること間違いなしです!シーツや布団など大きなものを洗濯しても、冬より乾きやすいのもポイントですね。
それでは、秋に掃除しておきたい場所のベスト3と、掃除方法をご紹介しましょう。
秋に掃除したい場所、第3位! 窓やカーテン
寒い年末に窓をあけて掃除するのはつらいものです。秋のうちに掃除しておきましょう。
窓掃除は「洗剤で拭く→洗剤を水拭きで拭き取る→乾いた布で拭き上げる」の3段階が基本。洗剤をつけたままにしておくと汚れがこびりついてしまうので、窓1枚ずつ仕上げていくのがポイントです。
また、カビが発生しやすい窓枠やレール部分、網戸もしっかり掃除しておくことで、アレルゲンを除去することができます。
もうひとつ、この機会にきれいにしておきたいのがカーテン。カーテンは空気中のアレルゲンを吸っており、アレルギー症状の一因となることも。可能であれば丸洗いして、すっきりキレイにしておきましょう。
秋に大掃除するメリットいっぱい!!
夏に酷使したエアコンは、冷房を使わなくなったら、いったん徹底的に掃除しておくと、急に寒くなって暖房が必要になった時に、安心して使うことができます。梅雨から夏の時期に増えたカビやカビの胞子を取り除いておきましょう!
フィルターと一緒に内部洗浄も行っておきたいもの。エアコンの説明書に従って、専用の洗剤などを使って、掃除を行いましょう。
業者さんにエアコン掃除を頼む場合、秋は予約がとりやすく、夏場や年末より割安になることも。思いきってプロに頼むのもひとつの手ですね。
秋に掃除したい場所、第1位! ベッドや布団まわり
1日のうち長い時間を過ごす寝室は、アレルギーの原因となるハウスダストが増えやすい場所。しっかり掃除して、秋に悪化しやすいアレルギーに対抗しましょう。
ふとんは天日干しした後、たたかずに掃除機でしっかりと吸い取ります。ベッドのマットレスは壁に立てかけて湿気をとったあと、掃除機で吸い取りましょう。
特に念入りに掃除したいのは、頭に近い部分。夏にかいた汗を吸ったり皮脂のかけらが落ちたりと、ダニやカビが増えやすい状態になっています。枕やシーツは洗濯します。
寝室の床にもハウスダストが落ちているので、ベッドをどかして掃除しましょう。いきなり掃除機をかけると、ハウスダストが舞い上がってしまうので、モップをかけてから掃除機をかけるとよいでしょう。
わざわざ寒い年末に掃除をしなくても、爽やかな秋に掃除を済ませたら、気持ちよく楽しい冬を迎えられそう! アレルギー対策としても、早めに取り組んでおきたいですね。
今年の秋は時間を作って、秋掃除に取り組んでみてはいかがでしょうか?