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どんな保存容器がおすすめ? 種類別の特徴や使い分け方
2023.02.23生活のお役立ち情報
あなたのおうちにはどのような保存容器がありますか? なんとなく選んでいるかもしれませんが、保存容器は 用途によって使い分けするともっと便利になります。材質別の特徴やメリット・デメリットを紹介します。
保存容器の材質はどんなものがあるの?
食品用の容器は、作り置きや余ったおかずを保存するのに便利なアイテムです。材質や形などさまざまなものがありますが、素材別の特徴を気にせず、価格が安いものを使っているという方も多いのではないでしょうか? 保存容器の主な材質は次の3つです。
・プラスチック
・ガラス
・ほうろう
材質によって保存する食材の向き不向きがあります。使い分け方法やメリット・デメリットをこれから詳しく解説していきます。
プラスチック製保存容器のメリット・デメリット
プラスチック製の保存容器は、スーパーや100均などで販売されていて、手に入れやすいのが特徴。形や色、デザインも豊富で、ほかの素材に比べると安価です。
基本的には半透明の容器が多く、中身が見やすくなっています。また、本体が軽く、重ねて収納しやすいのも魅力です。
一方デメリットとしては、ほかの素材に比べて耐久性は低く、ものによっては温度の変化に弱いことが挙げられます。また、色汚れやニオイが取れにくいこともデメリットです。カレーや酢の物などの保存には向かないでしょう。
保存容器の材質はどんなものがあるの?
ガラス製の保存容器は、透明で美しく、食卓にそのまま出しても問題のない見た目が特徴です。熱や酸に強く、つくりは丈夫です。ものによってはオーブン調理に使える耐熱ガラス容器もあり、グラタンやマリネなどさまざまな料理に使えるでしょう。
しかし、プラスチック製容器と比べると高価なので、気軽に買い替えしにくいかもしれません。また、耐熱ガラスは丈夫な分、ほかの素材よりも重い傾向にあります。このため、食材がたっぷり入っているとかなり重くなり、持ち運びに苦労する可能性もあるでしょう。
また、冷凍・冷蔵保存は可能ですが、急激な温度変化には弱くなっています。冷凍した容器をそのままオーブン調理すると、温度変化で割れることもあるので注意しましょう。
ほうろう製保存容器のメリット・デメリット
ほうろう製保存容器とは、鉄やアルミニウムといった金属の表面にガラス質の釉薬をかけて焼き付けた容器です。強度が高くて熱伝導に優れた金属の特性と、美しく汚れが付着しにくいガラスの特性を備えているのが、ほうろう製の容器だといえます。
最近ではとくに白色のほうろう容器が人気で、食卓にそのまま出してもおしゃれな雰囲気を演出できます。また、直火やオーブンに対応しているものも多く、調理中の道具としても活用可能です。表面はガラス質なので、酸やニオイに強く、色汚れも残りにくいというメリットがあります。
一方、デメリットとしては、ほうろう製保存容器がプラスチック製容器に比べると種類が少なく、高価なことが挙げられます。また、ほうろうには金属が使われているため、電子レンジは使用できません。誤って電子レンジにかけると火花が散るので、大変危険です。
プラスチック・ガラス・ほうろうという、3種類の保存容器の特徴や使い分け方をご紹介しました。作り置きおかずデビューをしたいなら安価なプラスチック製、オーブンも電子レンジも使いたいならガラス製、収納も食卓もおしゃれな白でまとめたいならほうろう製の保存容器がおすすめです。同じシリーズで揃えると収納しやすくなるので、ぜひお気に入りの保存容器を見つけて、まとめて購入してみてはいかがでしょうか?