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お気に入りを長く使いたい! バッグや財布の汚れの落とし方
2023.02.28ファッション・ビューティー
お気に入りのバッグや財布は長く大事に使いたいものですよね。しかし、ずっと愛用していると汚れが付くこともあるでしょう。そういったときの対処法をご紹介します。
バッグや財布に汚れが付いたときに最初にやるべきこととは?
愛用しているバッグや財布に汚れが付いてしまったりメンテナンスをしたいと思ったりしたとき、最初にやるべきことは製品タグや商品説明書のチェックです。製品タグは、バッグなら内側やポケットに縫い付けられているかもしれません。小さなバッグや財布は、購入時にカードのような取り扱い説明書が同梱されることが多いでしょう。
製品タグや説明書には、バッグや財布の素材やお手入れ方法が書かれています。1つのバッグのなかにもさまざまな素材が使われていることが多く、場所によってお手入れ方法を変える必要があるかもしれません。このため、購入時に入っていた説明書やタグは大切に保管をして、メンテナンスのたびに確認できるようにしましょう。
基本のメンテナンス方法:レザー素材
レザーはバッグや財布など、さまざまな小物で幅広く使われています。使い込むと味が出るため、お手入れしながら長く愛用できるアイテムが多くなっています。レザー素材は水分に弱く丸洗いができないため、付着した汚れは拭き取って落とすのが基本です。メンテナンスの手順は次の通りとなっています。
1.汚れやほこりを革用のブラシや乾いた布で取り除く
2.簡単に落ちない汚れがあるときは、硬く絞った濡れタオルで優しく拭き取る
3.バッグや財布を風通しのよい場所でしっかり乾燥させる
4.革製品用のメンテナンスオイルを少量ずつ布にとり、薄く広げて伸ばす
汚れを落としたあとにしっかり乾燥させなければ、型崩れやカビの原因になります。レザー素材は乾燥にも弱いので、オイルを塗って保湿をしましょう。
バッグや財布に汚れが付いたときに最初にやるべきこととは?
エナメル素材は、レザーの上にエナメル塗料で加工したものです。輝くように美しい光沢があるため、女性向けのバックや財布、靴に使われることの多い素材といえます。見た目は高級感がありますが、一般的なレザー素材よりも防水性が高いのが特長です。
エナメル素材のバッグや財布をお手入れするときは、次の手順で行いましょう。
1.柔らかい布でほこりや汚れを拭き取る
2.エナメル素材用のクリーナーを布に付けて、均一に馴染ませる
3.エナメル専用のクリームを布に付けて、塗り込む
エナメル素材のバッグや財布は、防水性が優れているため、少しの汚れなら拭き取れば落ちるでしょう。メンテナンスの最後にエナメル専用のクリームを塗ることで、特有の光沢を際立たせたり汚れを防止したりできます。
基本のメンテナンス方法:キャンバス素材
キャンバス素材とは、トートバッグに使われることの多い厚手の布地のこと。麻や綿で作られていて、丈夫で摩擦に強いのが特長です。お手入れするときは次の手順で行いましょう。
1.布に薄めた中性洗剤を含ませて、汚れが気になる箇所を叩く
2.汚れを落とせたら、乾いたタオルで濡れた面を挟んで乾かす
3.完全に乾くまで陰干しする
トートバッグなどキャンバス素材のアイテムは、ものによっては丸洗いできるものもあります。取り扱い説明書をチェックして、事前に洗えるかどうかを確認しましょう。
基本のメンテナンス方法:ナイロン素材
ナイロン素材のバッグや財布は、水や洗剤を使ってお手入れできます。汚れがひどい場合にはつけおき洗いもできるので、お手入れしやすい素材といえるでしょう。お手入れの手順は次の通りです。
1.歯ブラシを使って、表面の汚れやほこりを落とす
2.タオルに薄めた中性洗剤を含ませて、汚れを叩きながら落とす
3.叩いても落ちない汚れは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯にバッグや財布を入れてつけおき洗いする
4.水でしっかりとすすぐ
5.汚れが落ちたら、風通しのよい場所で陰干しする
ナイロン素材は熱に弱いので、つけおき洗いをするときは40℃以下の水に30分以内にします。また、レザーやエナメルなど、ほかの素材も使われている場合には水洗いはやめておきましょう。
バッグや財布に汚れが付いたときのお手入れ方法を解説しました。バッグや財布は正しいお手入れをすれば、長く愛用できます。素材別にお手入れ方法は異なるため、汚れが気になる場合、まずはバッグや財布の素材やメンテナンス方法を確認してみましょう。