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お米を正しく保存して「おいしさ」を保とう

2022.06.23生活のお役立ち情報

お米を正しく保存して「おいしさ」を保とう

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みなさんは、どのようにお米を保存していますか? 何気なく保存していると、お米の「おいしさ」を逃がしているかも。おすすめの保存方法をご紹介します。

お米には賞味期限がないって本当? おいしく食べられる期間はどのくらい?

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お米の賞味期限はどのくらいだと思いますか? 実はお米のパッケージを見ても、どこにも賞味期限は書かれていません。記載されているのは「精米年月日」のみ。これは、お米が野菜と同じ生鮮食品で、賞味期限の記載義務がないことが理由です。

しかし、実際にはお米にもおいしく食べられる期間があります。お米の劣化スピードは季節によって異なるもの。お米の賞味期限の目安は以下の通りです。

・春は「精米後1カ月」
・梅雨~夏は「精米後3週間」
・秋~冬は「精米後2カ月」

一人暮らしだと、お米を1袋食べきるのに時間がかかるかもしれません。夏場は特にお米が傷みやすいので、1~2kgの小さな袋でお米を購入するのがおすすめです。

お米のおいしさを守る保存方法1:清潔な容器を準備しよう

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お米のおいしさを守るためには、保存方法が大切です。購入時の袋は、空気を抜くために小さな穴が空いています。そのまま保管してお米が外気に触れると、虫やカビの原因になるので、清潔な密閉容器に移しかえましょう。

市販の米びつや食品保存容器、空のペットボトルなど、フタが閉まる容器を選びます。お米を移しかえる前に、しっかり洗って乾かしましょう。

お米をつぎ足しながら使うと、容器内で虫が発生する可能性があります。容器に入れたお米を食べきったら、その都度洗剤で洗って乾かしましょう。頻繁に洗うので、なるべく洗いやすいシンプルな容器を使うのがおすすめです。

お米には賞味期限がないって本当? おいしく食べられる期間はどのくらい?

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お米の保存に適しているのは涼しい場所。涼しくて湿度の高くない場所を見つけて、そこにお米を保管しましょう。

お米が傷みやすい夏場は、冷蔵庫に入れるのが最適。冷蔵庫にお米を入れるときは、食品保存袋や蓋付きの保存容器を使って小分けにしてみてはいかがでしょうか?

特におすすめなのは、水が入っていた500mlのペットボトルをお米の保存に使うこと。スペースが限られている一人暮らしの冷蔵庫でも、収納しやすいはずです。

ちなみに、冷凍庫はお米の保存に適していません。冷凍庫に入れるとお米に含まれている水分が凍って、お米が割れたり砕けたりします。冷凍庫のほうがスペースに余裕があっても、お米を入れるなら冷蔵庫にしましょう。

お米のおいしさを守る保存方法3:ニオイの強いものの近くに置かない

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お米のおいしさを守るために大切なのは、ニオイの強いものの近くには置かないこと。お米はニオイが付きやすい食品です。しかも、一度付いたニオイはなかなか消えず、風味を壊してしまいます。

米びつをキッチンの収納棚に置く際は、近くにニオイの強い洗剤やお酢などがないことを確認しましょう。また、スペースが大きいシンク下に米びつを収納する方もいますが、お米の収納には向いていません。シンク下にお米を保管すると、下水の悪臭が付きやすかったり、湿度が高くカビが発生しやすかったりするためです。

おいしさを守るためのお米の保存方法を解説しました。お米には賞味期限はありませんが、精米後なるべく早く食べたほうがおいしくいただけます。

保存するときは「1:清潔な密閉容器、2:涼しい場所、3:ニオイの強いものと離す」のがポイント。特に梅雨や夏はお米が傷みやすい季節なので、冷蔵庫に入れるのがおすすめです。ペットボトルや食品保存袋などに小分けにすると、スペースの小さい冷蔵庫でも保存しやすくなります。

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