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エコバッグが食中毒の原因に? 防ぐためのポイントとは
2021.09.09生活のお役立ち情報
レジ袋有料化がスタートし、エコバッグを使うのが当たり前の生活になりました。そのエコバッグ、お手入れしないまま使っていると食中毒の危険が…。衛生上、気を付けたいポイントをまとめました。
きちんとお手入れしていますか? エコバッグが汚れる原因って?
エコバッグが食中毒の原因になるのは、なぜでしょう。それはエコバッグの内側が、意外と汚れているからなんです。
自炊派は、食料品を買う時にエコバッグをよく使いますよね。一見、外側から見たらきれいに見えるエコバッグでも、洗わないまま使い続けていると、野菜についた土、肉や魚のパックから漏れ出す汁などが、バッグの内側に残っていることがあります。
そこには食中毒の原因となる細菌も潜んでいる恐れが…。放置していると、細菌は繁殖し、食中毒の危険性が高まります。
次に食中毒を防ぐためのポイントを、3つの項目に分けてご紹介していきます。
ポイント1.エコバッグの用意
まずはエコバッグの用意から。素材の選び方や、何枚あれば使い回ししやすいかなど、買い物の頻度やエコバッグの使い方と照らし合わせて考えてみてくださいね。
・お手入れがしやすい素材のものを選ぶ
エコバッグは、お手入れがしやすい素材のものを選ぶのがベターです。お手入れの方法はいくつかありますが、最も手っ取り早いのは洗濯機で洗ってしまう方法です! よく使う食料品を入れるためのバッグは、布製で洗濯機に対応しているものがいいでしょう。
一方でビニール製のバッグは、大きいサイズのものが多く、布製のものより軽いので、持ち運びがラクで、使い勝手も良いというメリットがあります。買い物の内容や用途に応じて、上手に使い分けましょう♪
・複数枚、洗い替えを持つ
エコバッグは普段使いをするものですが、1枚しか持っていないと、お手入れしている間は使えなくなってしまいます。使う頻度や用途に応じて、2~3枚ほど用意しておくといいですね。
きちんとお手入れしていますか? エコバッグが汚れる原因って?
次に、エコバッグをきれいな状態に保つための使い方です。日ごろからしっかり実践しておけば、安心できますね◎
・食料品と、それ以外で使い分ける
エコバッグをよく使うのは、スーパーやコンビニで食料品を買う時ですよね。そのため、食料品専用のバッグと、それ以外のためのバッグと使い分けておくと、お手入れがラクになります。
・生もの(肉・魚・野菜)はポリ袋に入れる
パック入りの肉や魚、自然な状態の野菜などを、そのままエコバッグに入れていませんか? どこのスーパーでも、サッカー台にポリ袋が用意されています。ひと手間かかりますが、食材をポリ袋に入れるだけで、エコバッグの内側が汚れにくくなります。
結露が発生するもの(冷凍食品・アイスクリーム・冷えた飲み物)やお総菜のパックなども、ポリ袋に入れておくと安心です。
ポイント3.エコバッグのお手入れ
最後に、エコバッグのお手入れについてです。素材によって、効果的なお手入れが違うので、気を付けましょう。
・日々のお手入れには、手軽な除菌スプレーを
エコバッグの素材に関わらず、使った後は、バッグの内側・持ち手・底部分をアルコール入りの除菌スプレーなどで消毒しましょう。これだけでも、かなりの菌を減らします。
・布製のものは、定期的に洗う
布製のエコバッグの場合、汁や水分のほとんどが生地に吸い込まれてしまいます。きれいにするには、洗濯が1番効果的。2週間に1回や1カ月に1回など、使用頻度に応じて定期的に洗いましょう。
・ビニール製のものは拭き取って乾かす
ビニール製のエコバッグのお手入れは、濡らしたタオルやウエットシートなどで拭き取り、よく乾かすことです。除菌スプレーを吹きかけてから行うと良いでしょう。
エコバッグによる食中毒の危険性を認識していただけたでしょうか。これまでバッグの内側の汚れや菌に対して油断していた方も、日ごろからよく使うものだからこそ、ぜひ清潔を保つようにしてくださいね。