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秋の長雨で気になる洗濯物の臭い。その原因、実は〇〇かも!
2017.10.07住まいのコツ
長雨が続くときに洗濯物を室内に干したら、なんだか古い雑巾みたいなイヤ〜な臭いが…。 その正体はずばり、洗濯機の汚れ!洗濯物が臭ったり、洗濯機から洗濯物を取り出したときに黒いカスがついていたりしたら、それは洗濯機内にカビが発生しているのです。きれいにしようと思って服を洗濯しているのに、「汚洗濯」にな
黒カビが発生する仕組みをおさらい
まずは、洗濯機にカビが生える仕組みを知って、初期対策の方法を考えてみましょう。《カビが生える仕組み》は次の通り。
1.洗剤と汚れが結びつき、石けんカスとして洗濯機にくっつく
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2.空気中のカビが石けんカスに付着し、黒カビとなる
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3.カビが徐々に増えていく
そこでカビ対策として、まず次の3つのケアを心がけましょう。
1.洗剤の使用量を守って大量に入れないこと。洗剤が溶けずに洗濯機につくと、カビの栄養となってしまいます。
2.洗濯機に乾燥の機能がついていたら、週1回程度は乾燥させること。湿気はカビの大好物です。
3.1ヵ月に1回は、市販のクリーナーなどで洗浄すること。
これらのケアを行うことで、カビの大量発生をかなり防ぐことができます。
でもこれは、あくまでも初期対策。もし洗濯物が臭い、洗濯物に黒いカスのようなものがついていたら重症です。直ちにミョウバン、酸素系漂白剤、重曹を使って、徹底した洗濯機掃除を行いましょう。
消臭効果が高い! ミョウバン水で洗浄
安全で簡単、汚れがよく落ちる掃除方法として知られるミョウバン水を、洗濯機洗浄に利用してみましょう。
まず、水1.5Lに対しミョウバン50g~100gを投入して、ミョウバン水を作ります(大きな家族用洗濯機ならこの倍を作ってください)。その後、1〜2日かけて完全に溶けるのを待ちます。
ミョウバン水ができたら洗濯機に入れます。そして、ぬるま湯を洗濯槽のなるべく上まで入れて、一晩ほど置きます。
その後、洗濯機を軽く回して、出てきた黒い汚れを網ですくうだけ。最後に、洗濯機を洗い→脱水まで行って終了です。
黒カビが発生する仕組みをおさらい
これは多くの人が試したことがあるかもしれませんね。そして、長時間置いた後に出てきた黒いヒラヒラした汚れに、ビックリした人も多いはず。重曹は研磨作用が強いので、直接磨いたりせず、必ず重曹水にしてから使いましょう。
まず、重曹150gを準備。洗濯機にぬるま湯(40℃くらい)を最高水位まで貯めて、重曹を投入します。水だと溶けず、お湯だと泡立って成分が抜けてしまうので、必ずぬるま湯を入れてください。それから、洗濯機を「洗い」コースだけで回します。この後、水を貯めたまま放っておくので、間違えてすすぎ・脱水をしないように注意を。一晩ほど置きます(5時間〜10時間程度)。
翌日、浮き出てきた汚れを網ですくい取ります。その後、洗濯機の洗い→脱水までを一通り行って終了です。
ドロドロの汚れが浮き出てくる…酸素系漂白剤
こちらも安全、かつ簡単に洗濯機に潜むカビを落とす方法です。やり方は重曹と似ていて難しいことはありません。ドロドロの黒い汚れがたくさん出てくる、なかなか強力な洗浄方法です。
酸素系漂白剤1袋(600〜700g程度)を用意します。洗濯機にぬるま湯(40℃くらい)を最高水位まで貯めて、漂白剤を投入。活性酸素が活発になるのが40〜50℃くらいなので、こちらも温度を守ってくださいね。それから、重曹と同じく「洗い」コースだけで回して漂白剤を溶かし、まんべんなく行き渡らせます。
こちらは3時間くらいの放置で大丈夫。もちろん夜にやって翌朝まで置いておいてもOKです。浮き出てきた汚れを網ですくい取って、最後に洗い→脱水のコースまで回して終了です。
いかがでしたか? こんな簡単な方法で、生乾きのイヤな臭いから解放されるなら、ぜひやってみたいですよね。それから、お風呂の残り湯を使っている方は、ホースの掃除も忘れずに!
もし、1つの方法を試してみて「まだ臭う」ときは、複数の方法でお掃除してみると、スッキリときれいになりますよ。