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あえて飲まないスタイル「ソーバーキュリアス」って何?
2023.04.20ファッション・ビューティー
お酒を飲まないライフスタイル「ソーバーキュリアス」をご存じですか? 海外発の造語ですが、日本でも若い世代を中心に浸透しています。そこで、ソーバーキュリアスの人気の理由や取り入れ方をご紹介します。
そもそもソーバーキュリアスとはどういう意味?
ソーバーキュリアスとは、「sober(しらふの)」と「curious(好奇心が強い)」という2つの英語を組み合わせた造語です。イギリス出身のジャーナリスト、ルビー・ウォリントンが2019年に刊行した著書で、「sober curious」という言葉を使い始めました。
ソーバーキュリアスを直訳すると、「しらふへの好奇心が強い」や「しらふでいたがる」となります。下戸でお酒を飲めないわけではないけれど、積極的に飲まないというライフスタイルを選択する人を表す言葉です。
なぜソーバーキュリアスの人は増えているの? 人気の理由とは?
従来大人になったらお酒をたしなむものと考えられてきました。しかし、若い世代を中心に日本や欧米でソーバーキュリアスの価値観が広がっています。人気の理由は次の通りです。
・体への負担がない
・他人に対しての暴言や粗相を軽減できる
・時間とお金の節約になる
・肌のコンディションや胃腸の調子がよくなる
・生活リズムが整って熟睡できる
このように、ソーバーキュリアスを実践して飲酒習慣を見直すと、たくさんのメリットがあります。コロナ禍で飲み会が減ったこともあり、ソーバーキュリアスは日本で浸透していきました。
そもそもソーバーキュリアスとはどういう意味?
かつて日本の職場では「飲みニケーション」と呼ばれる、飲酒を伴う付き合いが一般的でした。上司や同僚、取引先などとお酒を酌み交わすことで、互いの本音を聞き出せたり仕事が円滑に進んだりするという、一定のメリットも飲みニケーションにはあります。そう考えると、ソーバーキュリアスを実践したいけれど、人間関係に悪影響が出ることを気にする方もいるでしょう。
しかし、実際には時代が変わり、飲み会の多様性が認められつつあります。たとえ、飲み会に参加しても無理にアルコールを飲む必要はないという考えが広がっています。お酒への強さや体調は人それぞれなのです。相手に合わせるのではなく、自分のペースで飲むという文化はより浸透していくでしょう。
生活への取り入れ方を知ろう! 注目されているノンアルコール飲料3選
ソーバーキュリアスの浸透とともに、飲みやすくおしゃれなノンアルコール飲料も多く登場してきました。飲酒習慣がある人は、ノンアルコール飲料を生活に取り入れることから始めてみてはいかがでしょうか? おすすめのノンアルコール飲料を3つご紹介します。
・アサヒビール「BEERY(ビアリー)」
アルコール分0.5%なのに、しっかりビールを飲んだような満足感が得られるということで人気の商品。ビールのおいしさをそのままに、アルコール分だけを取り除いて作られています。ソーバーキュリアスを取り入れてみたい、ビール派の方におすすめです。
URL:https://www.asahibeer.co.jp/beery/
・サントリー「ノンアルでワインの休日」
アルコール度数0.00%なのに、スパークリングワインのような味と香りを楽しめる商品。飲んだ人のうち92%が、ノンアルコールだと気づかなかったというデータがあるほどです。ワインの代わりに、食事に合わせて飲んでみてはいかがでしょうか?
URL:https://www.suntory.co.jp/wine/original/kyuujitsu/
・メルシャン「MOCK Bar(モクバル)」
アルコール度数0.00%なのに、サングリアのような贅沢な味わいの商品。さまざまな種類のフルーツやスパイス・ハーブに、ノンアルコールのワインエキスを合わせているのが特徴となっています。おしゃれ感もある大人のための飲み物です。
URL:https://www.kirin.co.jp/alcohol/wine/mockbar/
最近注目されている「ソーバーキュリアス」が人気になった理由や生活への取り入れ方をご紹介しました。あえて飲まないライフスタイルを貫くソーバーキュリアスは、コロナ禍で飲み会が減ったこともあり、若者を中心に浸透しています。体調が改善したり時間やお金の節約になったりと、試してみるとメリットがたくさんあることに気づくでしょう。晩酌が毎日の楽しみだけどソーバーキュリアスに興味がある方は、ノンアルコール飲料に置き換えるところから始めてみてはいかがでしょうか?