ニュース&コラムnews&column
ニットを自分で洗ってみよう♪ おうちクリーニングに挑戦!
2018.01.15生活のお役立ち情報
冬は、やっぱりあたたかいニットが大活躍ですね! でもTシャツみたいにガンガン洗えないし、お手入れ方法がよくわからなくて、ちょっと不安…という方も多いのでは? そこで、ニットを自宅で洗濯するコツについてご紹介します。
まずは、ニットの洗濯表示をきちんとチェックしよう!
2016年12月から、新しい洗濯表示のついた衣類が販売されています。慣れないと、少し戸惑ってしまうかもしれません。
古い表示は、洗濯機のマークと、洗いおけの中に、手洗いの文字のあるマークのふたつがあり、洗濯機洗いと手洗いが区別されていました。新しい表示では、洗いおけの中に、手が入っていれば、手洗いで洗濯できるということになります。手が入っていない洗いおけのマークは、洗濯機で、洗濯できるということです。
バツがついていれば、残念ながらおうち洗いはNG。取れやすい飾りや繊細な刺しゅう・革をあしらったものなども、おうちでは洗えませんので、クリーニング店に相談しましょう。
▼新しい洗濯表示
消費者庁
URL:http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
実際に洗ってみると…意外と簡単!
ニットは、縮んだり伸びたり毛玉ができたり…と扱いにくいもの。基本は手洗いですが、最近は洗濯機OKのセーターも増えてきました。洗濯機の場合と手洗いの場合、それぞれの洗濯方法のポイントを押さえておきましょう。
ウールはアルカリに弱いため、どちらの場合も必ずおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用します。ウール・カシミヤ用の専用洗剤も市販されていますよ。
【洗濯機の場合】
1)裏返して、汚れがつきやすい襟や袖口・ひじなどが外側にくるようにたたみ、必ず洗濯ネットに入れ、洗濯槽の動きが穏やかなドライコースで洗います。
2)脱水は短時間に設定しましょう。
【手洗いの場合】
1)裏返してたたんだ形のまま、先に洗剤を溶かしておいたタライや、大きな洗面器で押し洗いをします。
2)水の温度差が大きいと縮みやすくなるので、すすぎまで一定の温度を心掛けましょう。
3)シミ取りなどで漂白剤を使う場合は、塩素系はNG。必ず酸素系を使用しましょう。
4)すすぎは、なるべくたたんだ形を崩さないように手早く2~3回水を換えて行います。押し洗いは5分以内、すすぎは、1回につき1分以内を目安にしてください。特に、ざっくりしたローゲージのニットやカシミヤは、風合いが損なわれやすいので、できるだけ水に入れる時間を短くするように心掛けましょう。
5)洗濯機で脱水する場合は、ネットに入れて必ず短時間で。柔らかい風合いが損なわれるのを最小限に抑えたいなら、バスタオルにくるんで水分を吸い取るだけでもOKです。
まずは、ニットの洗濯表示をきちんとチェックしよう!
ニットのセーターをおうちで洗濯する場合、いちばん大切なのは「干し方」です。
他のトップスのように、ハンガーにかけるのは危険! 水の重みでニットがダラ~ンと伸びてしまいます。また直射日光も日焼けや変色・劣化の原因になります。必ず風通しのよい日陰で、「平干し」しましょう。
平干し用の便利グッズも、いろいろ市販されているので、ひとつあれば便利です。もしなくても、お風呂のふたにバスタオルを敷いて、その上に広げておく、という裏ワザもありますよ!
普段よく着るプレーンなニットこそ、おうちクリーニング向きかもしれませんね!自宅で洗濯できる衣類が増えれば、クリーニング代の節約にもなりそうです。ニットの洗濯、ぜひトライしてみてください。