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何でも買えて人情も厚い!昔ながらの商店街をフラッと歩こう! 【西新商店街編】
2017.11.19ローカル情報
福岡の住みたい街ランキングで、上位をキープする「西新」。西新といえば、賑やかな商店街が有名です。今回は西新商店街の魅力や見どころをご紹介します。
人が集まるエリアの活気あふれる商店街!
「西新商店街」は、樋井川から藤崎の交差点まで続く約1.5kmの商店街。一般的に、西新駅周辺から藤崎駅までの商店街を総称して、「西新商店街」と呼ばれています。江戸時代には、小倉から博多を通り、唐津へと向かう唐津街道の中間地点でもあったとか。
西新商店街は、7つの商店街から成り立っています。西新中央商店街をはじめ、勝鷹水神通り商店街、ハトヤ新道商店街、はとや通り商店街、西新名店街、B-dish、中西商店街の7つで、店舗数は約280店舗。福岡市内でもシャッター街と呼ばれる、寂しい商店街も増えてきましたが、今なお、西新商店街は、空き店舗率が少なく活気があります。
また、近くには市立の小中学校から県立修猷館高等学校や西南学院(中学~大学)まであって、文教地区としても知られています。その住みやすさから転勤族向けのマンションも多いなど、活気の源となる、人の流れが多いエリアでもあります。
西新商店街といえば「リヤカー部隊」!
西新商店街の名物といえば、有名な「リヤカー部隊」! 西新商店街は、13時~19時まで歩行者天国になりますが、その時間帯は、道の中央部分に10台近くのリヤカーが集まり、おばちゃんたちが、糸島や唐津産の野菜や果物、魚介類、花、漬物、味噌、餅などを、リヤカーにのせて販売しています。
商品の安さや新鮮さはもちろん、明るく元気なリヤカー部隊のおばちゃんたちと会話するのも楽しみのひとつ。一時は、100台を超えるリヤカーが集まっていた時代もあった、というリヤカー部隊。現在は、後継者不足や規制により、数は減少していますが、今でも立派な、西新商店街のシンボルとして活躍しています。
ちなみに、リヤカー部隊の出店時間は、月曜日から土曜日の13時~19時。日によって、出店時間やリヤカーの数は、変わることがあります。
人が集まるエリアの活気あふれる商店街!
西新商店街と一緒に楽しみたいのは、福岡市早良区の脇山口交差点からシーサイドももち海浜公園入口までの約1.6kmからなる「サザエさん通り」。有名な「サザエさん」の原作者である長谷川町子さんは、昭和19年から21年にかけて、現在の西新3丁目に住んでいました。長谷川さんは、百道の海岸を散歩しながら、サザエさんやカツオ、ワカメなどの登場人物を発案、国民的人気漫画「サザエさん」の誕生となったそうです。
「サザエさん通り」沿いには、「磯野広場」や「サザエさん発案の地 記念碑」などもあり、散策コースとしても人気。西新商店街のざわめきと合わせて、古きよき昭和を感じることができるスポットです。
福岡でも人気のエリアにある西新商店街。懐かしい昭和の香りあふれる街に、学生や子どもたちが行き交い、福岡に初めて住む人々の活気が入り混じる魅力的なスポットです。日々のお買物や食事の場としてはもちろん、休日の散策先としてもオススメ! 福岡ソフトバンクホークスのお膝元でもあり、野球観戦と一緒に楽しむのも良さそうですね。