ニュース&コラムnews&column
ココが見どころ! 11月の太宰府天満宮
2017.11.01季節イベント
お出かけが気持ちいい福岡の秋。太宰府天満宮では、11月に菊が見ごろを迎え、菊花展や秋の銘酒展などが開催されます。うららかな小春日和に、お花やお酒を楽しむ休日はいかがでしょう?
晩秋の太宰府天満宮を参拝!
11月の太宰府天満宮は、絶好の参拝シーズン。菊花展に七五三、秋の銘酒展、その年にとれたお米をお供えする新嘗祭(にいなめさい)、天神様が衣替えをする更衣祭など、いろんな催しごとがあり、多くの観光客が訪れます。
この時期の参道は、一般の観光客だけでなく、修学旅行生もたくさんいます。それから、七五三姿のかわいらしい子どもたちの姿も。鳥居近くにある「撫で牛」こと「御神牛」は、撫でると賢くなるといわれていることから、親子連れに大人気です。
境内には、さまざまな「御神牛」が祀ってあるので、探して歩くのも楽しいですよ。周囲の木々も、紅葉で色づいていますので、風景を楽しみながら本殿に向かいましょう。
色とりどりの菊を愛でよう! 菊花展
菊花展は菅原道真公が、こよなく菊を愛したといわれていることから、毎年11月に、菊の愛好家の集いである「秋芳会」が、みごとな菊を出品して、道真公の魂を慰めているのだそう。
厚い花弁をもった大輪の菊、かわいい古典菊や盆栽など、いろいろな菊を楽しめます。例年、本殿周りには「懸崖作り」といって、滝の流れを模した多くの小菊が飾られており、とりわけ見応えがあります。黄色に白、淡い紫、花弁がグラデーションになった菊もあり、「菊ってこんなにいろいろな種類があるんだ!」と感心させられます。
ほのかな菊の香りも周囲に漂い、心地よい気持ちに...。菊花を背景に七五三姿の子どもを撮影する光景も、この季節の風物詩のひとつ。
期間中は40万人の人が訪れ、海外からの観光客も多いのだそう。菊の販売もあるので、花好きには見逃せませんね。また11月末には、10世紀より伝わる、雅な「残菊の宴」も行われるそうです。
晩秋の太宰府天満宮を参拝!
11月中旬には、境内の絵馬堂で県内の酒蔵を集めた銘酒展が行われます。
銘酒展の由来は、その昔、お酒は神様のお供えものだったことに遡ります。今でも、神様にお供えするお酒のことを「御神酒(おみき)」と呼びますよね。神様と切っても切れないお酒、ここ太宰府天満宮では、福岡県内のさまざまな酒蔵から、春と秋の2回奉納され、銘酒展が開催されるようになりました。
福岡県酒造組合から天神様へお酒が奉納されたのち、絵馬堂にて展示&試飲、即売会が行われます。参加している酒蔵も多く、試飲もできますので、この機会に福岡のお酒を味わってみてください。
由緒ある太宰府天満宮で飲むお酒は格別ですね!ただし、神社の境内での催しなので、飲みすぎにはくれぐれもご注意を!
※催事の詳細は太宰府天満宮ホームページよりご確認ください。
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
参拝が済んだら、おやつでゆっくりしたひと時はいかが。せっかく太宰府天満宮に来たのだから、やっぱり、焼きたてホカホカの梅ヶ枝餅をいただきましょう。素朴なあんこと、もっちりした皮が美味しくて、太宰府に来たなぁ、と実感できます。境内の茶店や参道沿いのお店で、あったかいお茶と一緒にどうぞ。