ニュース&コラムnews&column
正しい換気の方法、ちゃんとできてる?
2022.05.05住まいのコツ
ここ数年のコロナ禍で、換気の大切さが見直されています。一人暮らしでも、換気には健康上のメリットがたくさんあるので、こまめに行うのがおすすめです。今回は換気の目的と効果、その方法についてご紹介します。
そもそも換気とは? その目的と効果を知っていますか?
換気とは「室内の空気を、外の空気と入れ替えること」です。換気をすると、部屋の中の汚れた空気を外に出したり、きれいな空気を取り入れたりして、部屋の中の空気を清浄化してくれます。
うまく換気ができれば、二酸化炭素やホコリ、ウイルス、粉じん、湿気なども取り除けられるので、日常的に換気の習慣をつけて、きれいな空気の中で気持ちよく過ごしましょう。 次項から、具体的な換気の方法を説明します。
換気の方法その1:24時間換気システムを使う
2003年7月以降にできたアパートやマンションなどの建物には、24時間換気システムが備わっています。このシステムが作動していると、換気扇や換気口によって約1時間で室内の空気が半分以上、自動的に空気が入れ替わります。
またシステムが備わっていても、きちんと作動しなければ空気は入れ替わりにくくなります。常に24時間換気システムをつけて、換気口は開けた状態にし、換気口の前には障害物を置かないようにしましょう。この方法によって、換気システムの実力を最大限に引き出せます。
そもそも換気とは? その目的と効果を知っていますか?
窓を開けて換気をすると、いっきに部屋の空気を入れ替えることができます。もし部屋の対角線上に窓が2つあれば、その両方を開けて空気を流しましょう。2つ窓があっても対角線上ではない、または窓が1つだけの場合には、扇風機やサーキュレーターを活用します。窓の方に向けて、左右に首振りさせるのがポイントです。
窓を開けての換気は1時間毎に約5~10分、外に風がないときには長めにとります。夏はエアコン、冬は暖房器具などをつけたままでOKですが、電気代が上がるのを防ぐためにも、外気と設定温度にあまり差が出ないように気をつけてくださいね。
雨の日にも換気は必要? 換気の効果を高めるためのコツ
雨の日には、換気は必要ないと思っていませんか? 実は、雨が降っていても換気は有効です。なぜなら、外よりも室内のほうが湿度が高くなるケースが多いからです。
雨の日のように室内の湿度が高いときには、除湿機やエアコンの除湿機能を併用し、室内の湿度を下げながら、空気を循環させましょう。室内の空気に含まれる粉じんやほこりを効率的に外に逃がすことができ、カビの発生も抑えられます◎
雨の日以外でも、その日の湿度や室内の状態によって、加湿機や除湿機、空気清浄機を併せて使ってみてください。いつもと違う空気を感じられるはずです。
部屋の中の空気には、二酸化炭素やウイルス、湿気などが含まれるので、24時間換気システムを使ったり、窓を開けたりして、新鮮な空気に入れ替えましょう。
また季節や天気によっても室内環境は変わります。その時々の状態に応じて、加湿機や除湿機、空気清浄機なども併用してくださいね。