ニュース&コラムnews&column
羽毛布団よりも安くて暖かい?! シンサレート布団って何?
2022.01.20インテリア
羽毛布団より安いのに暖かい「シンサレート布団」。寒いのが苦手で、冬はなかなか寝付けないという方におすすめです。そこで、シンサレート布団の魅力や選び方、お手入れ方法をご紹介します。
シンサレート布団の魅力とは? 特徴やメリットを紹介
シンサレート布団とは、シンサレートという新素材を使用した布団のこと。シンサレートはアメリカの3M社が開発した「3M シンサレート 高機能中綿素材」のことを指します。
シンサレートはマイクロファイバーのような極細の繊維からできていて、布団だけでなく防寒ジャケットや手袋、帽子などに使用されています。極細繊維の中に空気をたっぷり含んでおけるため、薄くて軽いのに保温効果が高いのが、シンサレートの魅力です。
他にも、以下のようなメリットがあります。
・羽毛布団よりも安価
・かさばらずコンパクト
・ニオイがない
・丈夫でお手入れが比較的ラク
シンサレート布団と羽毛布団では、どちらがおすすめ?
羽毛布団よりも安価で暖かいといわれるシンサレート布団。これから布団を購入する場合、どちらを選ぶのがおすすめなのか解説します。
まずは、同じ厚さの羽毛布団と比べると、シンサレート布団のほうが保温効果は高くなります。また独特なニオイが苦手だったり、動物繊維アレルギーがあったりする方には、羽毛布団よりシンサレート布団のほうがおすすめです。
一方、羽毛布団のほうが優れているのは以下の2点です。
・体にフィットしやすい
・吸湿性と放湿性が高く、温度調整できる
羽毛布団は体にぴったりフィットしますが、シンサレート布団はフィットせず逃げてしまうので、肩回りから空気が入りやすいです。
また羽毛布団は吸湿性や放湿性に優れていて、寝汗をかいても湿気がこもらず快適に眠れます。それに湿度と温度の調整ができるため、冬以外でも使用できることが羽毛布団のメリットです。
シンサレート布団は放湿性で劣るため、寝汗をかきやすい季節以外で使用しましょう。
シンサレート布団の魅力とは? 特徴やメリットを紹介
シンサレート布団には、主に4つの種類があります。購入する際は、まず種類をチェックしましょう。
・スタンダード(TYPE-C)
標準的なタイプ。こだわりがなければ、こちらを選ぶのが無難です。
・ウルトラ(TYPE-U)
スタンダードよりも断熱性を15%向上させたタイプ。より暖かさを求める方におすすめです。
・エックスソフト(TYPE-EX)
スタンダードよりも肌触りがよく、軽いタイプ。質感重視の方はこれに決まり!
・ハイロフト(TYPE-HL)
丈夫で長持ちするタイプ。長く使いたい方に向いています。
シンサレート布団のお手入れ方法
シンサレート布団のお手入れは簡単ですが、気を付けるポイントもあります。基本的なお手入れ方法と注意点をご紹介します。
シンサレート布団は、基本的に家庭の洗濯機で丸洗いが可能です。布団の種類によっても洗い方は異なるため、事前に布団に付いている洗濯表示を確認しましょう。洗濯機で洗う際は、布団用の洗濯ネットを使うと型崩れを防げます。
ただし、一般的に一人暮らしの方が持っている5kg程度の洗濯機は容量が小さく、シンサレート布団を洗えない可能性があります。コインランドリーの大きな洗濯機を使ったり、クリーニングを利用したりしましょう。
冬が終わると、シンサレート布団は長期保管することになります。保管する際は、通気性のよい不織布のケースに入れるのがおすすめです。また布団圧縮袋を使用する際は、限界まで圧縮せず、4分の1程度に抑えましょう。圧縮しすぎると、本来のふんわり感がなくなる可能性があります。
羽毛布団より暖かいと話題のシンサレート布団について解説しました。シンサレート布団は、羽毛布団より安価で、寒くてなかなか寝付けない冬におすすめです。しかし、温度調整機能がないため、冬以外の季節は汗がこもってしまう可能性もあります。
お手入れがしやすく、アレルギーが起きにくいなど、シンサレート布団のメリットはいっぱいです。種類によって機能が異なるので、自分にぴったりのものを選んでみましょう。