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フローリングに除菌アルコールはNG! 正しい室内の除菌法

2021.11.04住まいのコツ

フローリングに除菌アルコールはNG! 正しい室内の除菌法

画像出典:LIGHTFIELD STUDIOS - stock.adobe.com

ウイルス対策でアルコールスプレーを使うとき、フローリングにも使っていませんか? 床にアルコールを吹きかけると、変色してしまう可能性があるので要注意! そこで今回は、室内の正しい除菌法をご紹介します。

アルコールで床が変色してしまう原因と直し方

フローリングに除菌アルコールはNG! 正しい室内の除菌法

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アルコールを使って掃除をすると、床に塗布されているワックスと化学反応を起こし、ワックスの油分が溶けてしまいます。ワックスが溶けるとスプレーをかけた部分が変色したり、シミのような白濁ができたりしてしまうことも…。フローリングが変色してしまったときの対処方法は、2つあります。

1つ目は、「ワックスを塗り直す方法」です。変色した部分はワックスが溶けてはいるものの、フローリングには影響がありません。そのため、剥離剤を使ってワックスをすべて剥がし、そこに新しいワックスを塗布すれば修復することができます。

ワックスを塗るのは自分でもできますが、失敗したら原状回復義務を負うことがあります。ワックスを塗り直したいときは、住んでいる物件の大家さんか管理会社に相談してくださいね。

2つ目は、「メラミンスポンジと油を使ってこする方法」です。ポツポツとした変色やシミだと、ワックスを塗り直す必要はありません。メラミンスポンジとサラダ油やクリームなど油分を含んでいるものを使って、変色部分をこすってみてください。強くこするとワックスが剥がれてしまうので、やさしくこすりましょう。

フローリングには次亜塩素酸ナトリウムがおすすめ!

フローリングに除菌アルコールはNG! 正しい室内の除菌法

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フローリングの掃除には、「次亜塩素酸ナトリウム」を使いましょう。次亜塩素酸ナトリウムは、ノロウイルスや嘔吐、下痢などの処理にも使われている薬剤です。変色の心配がなく、殺菌作用も強いのでフローリングをしっかり除菌することができます。

次亜塩素酸ナトリウムは原液で使うと濃すぎるため、0.05%に薄めて使用しましょう。原液の薄め方は、以下の厚生労働省のページを参考にしてくださいね。

厚生労働省
URL:https://www.mhlw.go.jp/content/000617981.pdf

薄めた次亜塩素酸ナトリウム水溶液をペットボトルに入れておけば、すぐに使えるので便利ですよ。誤飲しないように、印をつけておきましょう。

アルコールで床が変色してしまう原因と直し方

フローリングに除菌アルコールはNG! 正しい室内の除菌法

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普段何気なくしている拭き掃除にも、いくつかポイントがあるんです。

まず、拭き掃除は基本的に「空拭き」をしてください。水拭きをすると、ウイルスを広げてしまう可能性があるからです。汚れは、乾いた布で拭き取るようにしましょう。

次に、拭き掃除をするときには「一方通行」を意識します。一度拭いた部分を再度拭いてしまうと、せっかくキレイにした場所に拭き取ったウイルスが付着してしまう可能性があるからです。特にドアノブは要注意! 何度も拭くのではなく、一度でササッと拭きましょう。

ウイルス対策で掃除をするときには、フローリングに意識がいきがちですが、実は「壁」もウイルスが付着しやすい部分です。壁掃除をするときには、モップを使い「S字」を意識しながら拭いていきましょう。モップを早く動かすとウイルスを撒き散らす原因になるので、ゆっくりと拭くことがポイントです!

アルコールはフローリングを変色させてしまうので、次亜塩素酸ナトリウムを薄めたものを使いましょう。ペットボトルに溶液を作っておくとすぐに除菌できます。床だけではなく、壁掃除も忘れずに! 正しい除菌方法を知って、ウイルスから室内を守りましょう。

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