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お茶にはうれしい効能がいっぱい! よりおいしく入れるには
2021.01.31ファッション・ビューティー
体調を崩しやすい冬。温かいお茶を飲んで風邪やインフルエンザの予防をしませんか? 今回は覚えておきたいお茶の種類や効能をご紹介します。急須でおいしいお茶を入れるコツもありますよ。
急須で入れたお茶には栄養がたっぷり!
お茶というと、手軽なペットボトルで飲んでいる人も多いと思いますが、急須で入れたお茶とペットボトルとでは含まれている栄養の量が大きく違うのをご存知ですか?
急須でお茶を入れた際に湯飲みの底にたまる沈殿物。その沈殿物にはお茶の栄養がたっぷり含まれています。沈殿物を含めて最後の最後まで飲むことで、お茶の栄養をしっかり摂ることができます。
一方、ペットボトルのお茶を製造する際は、沈殿物は日持ちがしないという理由であえて除去されてしまいます。よってお茶の栄養をしっかり摂りたい場合は、ペットボトルではなく、急須のお茶を飲むのがおすすめです。
代表的な日本茶の種類とその効能
ひと言でお茶と言っても、その種類は非常に豊富。まず、代表的な日本茶の種類と効能についてご紹介します。
(煎茶)
緑茶には玉露やかぶせ茶などの種類がありますが、日本で最もポピュラーな緑茶は煎茶です。カテキンやカフェイン、ビタミンC・B2・Eが含まれており、風邪予防や高血圧予防などの効果が期待されます。
(ほうじ茶)
茶葉を強火で炒ったお茶がほうじ茶です。香ばしい香りが特徴でクロロフィル、カテキン、ビタミンC・Eなどが入っています。リラックス作用、ダイエット効果、インフルエンザ予防などが期待されます。
(玄米茶)
炒った玄米に緑茶などをブレンドしたお茶です。さっぱりとした緑茶に炒った玄米の香ばしさが加わり多くの人から愛飲されています。ガンマオリザノールやGABA、豊富なビタミンが入っており、便秘解消や美白効果などが期待されます。
急須で入れたお茶には栄養がたっぷり!
次に、急須でおいしいお茶を入れる方法をご紹介します。ひと手間で、格段においしくなるので試してみてくださいね。
(1)急須と湯飲みに熱湯を注ぎ、温める。
(2)急須が温まったらお湯を一度捨て、茶葉を入れる。(ティースプーン1杯で約1人分)
(3)(1)の湯飲みのお湯をゆっくり急須に注ぎ、その後1分ほど蒸らす。お茶の葉が開いたら、急須を水平に3~5回揺らして湯飲みにつぐ。
最後の1滴まで注ぎ切れば、2煎目、3煎目もおいしく飲むことができます。2煎目は、高温のお湯で。茶葉に残ったうま味と高温で溶け出す渋味が楽しめます。
また開封した茶葉はにおいが移りやすいので、密閉した容器に入れて冷暗所で保存してください。未開封のものは冷蔵庫か冷凍庫で保存をすると味や香りの変化が起こりにくいですよ。
その他、栄養豊富なお茶
先ほどご紹介した日本茶以外にも、栄養たっぷりのお茶はたくさんあります。その中でも身近にあるお茶をご紹介します。
(ウーロン茶)
中国茶の一種、ウーロン茶。中性脂肪を燃焼させるウーロン茶ポリフェノールの他、テアニン、カフェイン、ビタミンB・B2などが含まれています。アンチエイジングや眠気覚ましなどの効果が期待されます。
(紅茶)
世界で一番飲まれているお茶が紅茶です。「嗜好品ではなく薬として売られていた」と言われるほど、栄養たっぷり。インフルエンザ予防や風邪予防などの効果が期待されます。
(梅昆布茶)
梅干しと昆布の栄養がぎっしり詰まったお茶。粉末パウダーでも売っており、料理にも使用できます。新陳代謝の促進や便秘解消、ダイエット効果などが期待されます。
体を温めるだけでなく、栄養もたっぷりなお茶。体調の崩しやすい冬は、積極的に飲みたいですね。お茶ごとに効能もさまざまなので、体調に合わせて選んでみてくださいね。ひと手間加えるだけでおいしいお茶は簡単に入れることができます。今年の冬は、急須で入れたお茶にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。