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侵入者はあなたのスキを狙ってる! 夏の防犯対策アレコレ
2017.08.27住まいのコツ
空き巣や忍び込み、性犯罪などは、夏が最も多いってご存知ですか。暑いからと窓や玄関の開けっ放しはとっても危険!! 自宅のしっかり防犯対策を行い、後悔することのないようにしましょう。
春から夏にかけて犯罪増加! 防犯対策をしっかり行おう
自分の部屋で巻き込まれる可能性がある犯罪は、空き巣、忍び込み、居あき、それから性犯罪など。
空き巣はご存知の通り住人がいない間に侵入、忍び込みは住人が寝ている間に侵入、居あきは食事をしている時、別の部屋にいる時などちょっとした間に侵入するものです。
性犯罪は、逆に住人がいるのを見計らって侵入。マンションなどは入りにくい構造になっていますが、一旦入られてしまうと逆に住人の逃げ場もなくなってしまうのがコワイところです。被害場所別のデータによると、よく危険といわれる公園2%、駐車場8%に対し、10%以上が中高層(4階建以上)住宅となっています。さらに、春夏にかけて犯罪件数も増加。(福岡県警性犯罪被害の実態調査結果の概要より)
3階以上だからと暑い夏は窓を開けっ放しにして出かける、オートロックだからと家にいる時にチェーンだけかけて玄関を開ける、という人を時々見かけますが、その状態、とっても危険ですよ。
侵入経路NO.1は窓。窓からの侵入を防ごう
空き巣・忍び込み・居あき対策としては、短い時間の外出でも必ず鍵をかけること。 ゴミ出しや近くのコンビニに行く時など、「オートロックだし、すぐ帰ってくるから」と、鍵をかけずに出かけるのはNGです。 お風呂場やトイレの窓などもキチンと閉めましょう。こういった人目につきにくい窓は、ガラスを割って入るパターンが多いので、備え付けの鍵ではあまり役には立ちません。
窓からの侵入を防ぐには、まずは補助錠をつけること。最近は穴などをあけなくてもよい補助錠もあり、賃貸の方でも気軽に利用できます。
もっと気をつけたいという人には、窓ガラスに防犯シートを貼るという方法も。窓ガラスが割れにくくなり、侵入者が入ってくる時間を引き延ばすことができます。
春から夏にかけて犯罪増加! 防犯対策をしっかり行おう
最後に、防犯にすぐに役立つ便利グッズをご紹介しましょう。
・補助錠
シールのようにペタッと貼るだけの「ワンタッチ・シマリ」という簡単補助錠が登場。「押」とある部分を押すと、スライド式の窓があかなくなる仕組みです。
・サムターン回し防止グッズ
サムターン回しは、鍵の差し込み口のそばに穴をあけて、中に棒状のものを入れてツマミ状の鍵を開けるという侵入方法。「あきすばん」という専用の防犯グッズは、貼るだけで外からツマミを回しにくくなるという仕組みです。
・自動点灯する照明
旅行など長期間留守にする時にオススメしたいのが、自分で点灯する照明。時間をセットすることで点灯するもの、暗くなったらセンサーが作動して点灯するものとさまざまです。「人がいる」と思わせるのも防犯のポイント。
・防犯ブザー
女性の一人暮らしにオススメしたい防犯ブザー。外出する時だけでなく自宅でも持っていれば、万が一侵入された場合、大きな音で威嚇できます。激しい音に驚いて逃げる可能性も。
泥棒など侵入者の多くは下見をするといわれています。まずは今回の記事を参照に、侵入者に入られにくい環境を作りましょう。きちんと防犯対策ができている家には泥棒もなかなか入りにくいもの。また、性犯罪に巻き込まれないためには、外に下着を干さない、郵便受けに名前をかかないといった工夫も必要です。
泥棒が下見に来ても、侵入を諦めるような防犯対策をしてくださいね。