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美容と健康に効果あり♪ 手軽にアロマテラピーを楽しもう
2019.11.07住まいのコツ
仕事や人間関係で積み重なるストレス。日常生活で増えていく心のモヤモヤを、アロマテラピーで解消しませんか? フェイシャルスチームや沐浴(もくよく)法、湿布法など、特別な器具や材料を使わずに手軽に楽しめるアロマテラピーをご紹介します。
そもそもアロマって? フレグランスの違いを解説
アロマというのは、植物から抽出した芳香物質です。エッセンシャルオイル(精油)として売られていることが多く、加湿器に入れたり、エステで肌に塗布したり、さまざまな用途で活用されています。
一方のフレグランス(香水)は、人工的に作られた香料となります。フレグランスの方が、製造コストが安く品質も安定するため、大量生産に向いています。また、天然にはない香りが豊富にあるのもフレグランスの特徴です。
アロマテラピーの働きと活用シーンとは?
アロマテラピーは、天然の精油成分が体内に浸透することにより、3つの効果が得られます。
・鼻で嗅いだ香りが神経や脳に作用し、自律神経やホルモンバランスを調整します。
・吸入した芳香成分は肺を通じて血液に溶け込むことで、抗菌作用や風邪の予防に役立ちます。
・肌から芳香成分を吸収することで、リンパに乗るため、全身の美容に効果的です。
心と体に作用するアロマテラピーは、ストレスや肩こり、冷えや便秘といった悩みを解消するのにも使われ、最近では医療サービスの一環として、アロマテラピーを導入する医療機関も増えています。
そもそもアロマって? フレグランスの違いを解説
それでは具体的に、アロマテラピーの楽しみ方を紹介していきましょう。まずは香りを鼻から吸入して楽しむ3つの利用法です。
●吸入法
手順:カップにお湯を入れ、エッセンシャルオイルを2~3滴落とし、湯気とともに立ちのぼる香りを吸い込む。
効能:精油成分を鼻や口から吸い込むので、呼吸器系の不調を改善するのに効果的です。
●芳香浴法
手順:エッセンシャルオイルを1~2滴落としたハンカチを枕元に置く。または、アロマディフューザーを使って香りを楽しむ。
効能:エッセンシャルオイルの香りを拡散させ、日常生活の中で香りを楽しむことで心と体の不調を改善します。
●フェイシャルスチーム
手順:洗面器にお湯を張り、エッセンシャルオイルを2~3滴落とす。洗面器に顔を近づけ、頭からバスタオルをかぶり、バスタオルで囲うようにする。閉じ込めた蒸気の中、目をつむりゆっくり鼻から呼吸する。
効能:顔全体に精油成分を含む蒸気が作用するので、血行促進や保湿に効果があり、美容に役立ちます。
アロマは肌の弱い方には刺激が強いため、長時間の使用は注意が必要です。肌に刺激を感じた場合は、直ぐに流してください。
アロマテラピーの楽しみ方②経皮(けいひ)吸収系
続いて、肌から芳香成分を浸透させ、全身に作用させる経皮吸収系の楽しみ方を3つ取り上げていきます。
●沐浴法
手順:お湯を張った浴槽にエッセンシャルオイルを垂らし、よく混ぜてから浸かる。全身浴なら1~5滴、半身浴や足湯なら1~3滴が目安。
効能:エッセンシャルオイルを入れたお湯に体を浸けることで、血行を促進しながらリラックス効果を得ることができます。
●湿布法
手順:お湯を入れた洗面器にエッセンシャルオイルを2~3滴落とし、そのお湯をタオルに染み込ませ、肩や腰などの部位に当てる。
効能:精油を馴染ませたタオルを湿布として使うことで、肩こりや腰痛、生理痛などを解消する効果があります。
●トリートメント法
手順:植物性オイルをベースに、エッセンシャルオイルの割合が1%以下になるように配合したトリートメントオイルを、肌に塗布する。
効能:希釈(きしゃく)したエッセンシャルオイルを肌に塗り、リラックス効果や保湿・美容効果を得ることができます。
これらの方法は、直接肌にエッセンシャルオイルが触れるため、事前にパッチテストを行っておくと良いでしょう。
初心者におすすめ! イチオシの香り4選
「アロマテラピーをやってみたいけど、どの香りを選べばいいかわからない」と感じる方も多いでしょう。そこで初心者におすすめのアロマテラピー向けの香りを4つご紹介します。
・ラベンダー
・オレンジ
・グレープフルーツ
・ローズ
これらの香りは私たちの生活にも馴染みがあり、クセがないのでアロマ入門にうってつけです。安全性も高いので、エッセンシャルオイルの扱いが初めての方でも安心です。
天然の香り成分を使ったアロマテラピーは、香りを吸い込んだり肌から吸収したりすることで心と体のバランスを整えてくれます。ここで、ご紹介した方法なら手軽にアロマテラピーを楽しめますので、気になった方法を試してみてくださいね。